近年、大手企業を中心に、終身雇用や年功序列を特徴とする「メンバーシップ型雇用」から、組織に必要な職務(ジョブ)を定義し、それに基づいた組織・人材マネジメントを行う「ジョブ型雇用」へのシフトが起こっています。しかしながら、日本企業にとってはそのハードルはとても高く、ジョブ型移行における大きな障壁となっています。
私たちJob-Usは、そんな日本における『雇用制度の大きな課題』に対して、『日本の雇用をアップデートする』をミッションに掲げ、「テクノロジーを駆使して、日本企業の旧態依然な雇用システムを前に進めるための手段を開発・提供すること」・「日本企業のジョブ型への変革を支援すること」を目的とした、HR-Techスタートアップ企業になります。
弊社では現在、AIを活用して質の高い職務の定義を作成し、ポジション・職務情報を効率的な運用・活用を可能にするジョブマネジメントクラウド『Job-Us』を提供しており、戦略提携・アクセラレータプログラムへの採択や、総額1億円以上の資金調達も実施しております。直近では新機能のリリースに伴い、大手企業を中心とした顧客が急増しており、まさに爆速で成長しております!
ここで、簡単にサービスについてご説明させてください!『Job-Us』は、AIを駆使し、企業のジョブ情報の作成・運用をサポートするクラウドサービスです。ジョブ型の導入には、各ポジションに対して業務内容や範囲、難易度、必要なスキルなどを定義した「ジョブディスクリプション(以下、JD)」が必要になります。しかしながら、人事制度に適応できる質の高いJDの作成にはリテラシーが必要であり、かつ運用コストも膨大であることから、『JDの作成・活用が企業にとって高い壁』となっています。Job-Usでは、そんな障壁を導入していただくことで解決すると共に、ジョブ情報を組織・人材マネジメントにも活用することができます。
Job-Usは、単なる業務効率化ツールではありません。企業様に導入していただくことで組織運営への変革(例:年功序列の制度ではなく、成果やスキルが評価される組織への変革)を支援できる他、実際にその企業様で働く方々にとっても、ジョブ型への移行により、成果やスキルによる適切な評価がなされ、挑戦したいキャリアを歩むことができる、そんな可能性を見出す手段として提供しています。
私たちJob-Usは、日本の組織運営をアップデートさせ、日本で働く多くの人たちに「情熱を持って働いてほしい」。そんな強い想いを大切にしています。
大手企業からベンチャー創業者まで、ビジネス・プロダクト双方のプロフェッショナルが集まる少人数精鋭のスタートアップ企業です(雰囲気はとても柔らかい会社です!)
京都大学を卒業。三井物産、A.T. Kearneyを経て、2020年7月に株式会社Job-Usを創業。日本の雇用・組織に対する課題を強く感じ、提供するサービスに強い想いと情熱を持つ。
私たちJob-Usでは、国内大手企業を中心にジョブ型への移行支援を提供サービスJob-Usにて実施しており、この『ジョブ型』というフレーズが重要なキーワードとなります。ただ、「このジョブ型ってなに?」と思われている方もいらっしゃると思いますので、ここで簡単に説明させてください。
「ジョブ型」とは、最初にジョブ(=仕事)を定義して、そこに人材を活用していく組織・人事の考え方のことです。採用や評価、報酬などの人事制度もすべてジョブ、つまり最初に決められた仕事・役割を中心に設計されます。一方、採用された人材に応じて仕事を割り当てていく組織人事の考え方を「メンバーシップ型」と呼びます(ジョブ型の反対型ですね)。現在、国内で皆さんがよく耳にするであろう「新卒一括採用、年功序列、終身雇用」などは、このメンバーシップ型に特有の人事制度になります。実は、このメンバーシップ型、日本国内ではもはや当たり前化されてしまっていますが、国外に目を向けてみると、海外では『メンバーシップ型』という考え方は存在せず、『ジョブ型』の人事制度の方が一般的なんです。
2023年には、岸田首相が「日本企業にジョブ型の職務給中心の給与体系への移行を促す指針」を2024年春までに官民で策定することを明らかにしました。そして、24年現在でも、変化の激しい事業環境への適応、そしてグローバル化した現代において、国内の多くの企業はジョブ型への移行が求められています。ただ、この移行作業こそが企業にとって大きな障壁となっています。
そもそも「ジョブ型」というのは、その言葉の通り、「ジョブ(=仕事)」が「採用、配置、評価、報酬」など、組織の中心的な役割を担っています。しかし、これまで「メンバーシップ型」が主流となっていた日本では「ジョブ関連の情報・環境・体制」が整理されていません。そのため、ジョブ型に移行するためには、まずは社内のジョブの情報を整備し、それを前提に組織マネジメントをする必要があり、ここには大きな工数・変化が発生するため、多くの企業にとって高い障壁となっています。そんな障壁を『Job-Us』というサービスを通じて、支援しているのがJob-Usの立ち位置だということも是非、ここでご認識いただけると嬉しいです!